注文住宅の照明はsimpleなデザイン

目次
注文住宅の照明選びで大失敗!
シンプルが一番だと痛感した我が家の体験談
照明にこだわりすぎて大混乱
2022年春、念願のマイホーム建築が始まった時、私たち夫婦が一番悩んだのが実は照明選びでした。「せっかくの注文住宅だから」と意気込んで、インテリア雑誌やInstagramを見まくって、おしゃれな照明を探し回ったんです。
でも結果的に、最初に選んだ派手な照明は全部やめて、最終的にはシンプルなものに落ち着きました。今思えば、最初からシンプルにしておけば良かった…そんな我が家の照明選び失敗談をお話しします。
最初は「映える」照明に心を奪われた
インスタ映えする照明への憧れ
家づくりを始めた当初、私は完全にSNSの影響を受けていました。
特にリビングには、海外のインテリア雑誌で見かけるような大きなペンダントライトを付けたくて仕方なかったんです。
「お客さんが来た時に『おしゃれ!』って言われたい」 「新築だからこそ、人とは違う個性的な空間にしたい」
そんな気持ちで、ネットで見つけた8万円もするデザイナーズ照明を候補に入れていました。
夫は「ちょっと派手すぎない?」と心配していましたが、当時の私は「シンプルすぎるのは味気ない」と思い込んでいたんです。
実際にショールームで見て気づいた違和感
ところが、実際にショールームでその照明を見た時、なんとなく違和感を覚えました。
確かに単体で見ると素敵なんですが、いざ我が家の間取りに当てはめて想像してみると…
- リビングが18畳という一般的なサイズなのに、照明だけが主張しすぎる
- 和モダンなテイストの家に、ヨーロピアンな照明が浮いて見える
- 家族がくつろぐ空間なのに、なぜか落ち着かない印象
ショールームのスタッフさんも「お客様のお家の雰囲気だと、もう少しシンプルな方が…」と遠回しにアドバイスしてくれました。
その時初めて「見た目だけで選んじゃダメなんだ」と気づいたんです。
部屋の雰囲気も海外のインテリア雑誌のようにしたかったのですが、寄せるには予算が必要でした。
どのメーカーでも、標準仕様があるかと思います。
その雰囲気が最も近いメーカーにしたほうがいいです。
そうでないと、オプション値段となり、当初言われていた価格より高くなってしまいます。
シンプルな照明に変更して感じたメリット
部屋全体の調和が生まれた
結局、リビングには白いシンプルなペンダントライト(3万円)を選びました。最初は「普通すぎるかな」と不安でしたが、実際に取り付けてもらうと…
想像以上に良かったんです!
- 家具やカーテンが主役になって、空間全体がまとまって見える
- 照明が主張しすぎないから、季節ごとに小物を変えても違和感がない
- 夜になると温かい光が部屋全体を包んで、本当にリラックスできる
夫からも「最初からこれにすれば良かったのに」と言われました(笑)。
確かにその通りでした。
長く使っても飽きがこない
入居してから1年半経ちますが、シンプルな照明にして本当に良かったと思っています。
友人の家で、個性的すぎる照明を見る機会があったのですが、「最初はおしゃれだと思ったけど、毎日見てると飽きちゃった」と言っていました。
無駄に大きい照明も少し邪魔になるみたいです。
その時、「シンプルって、実は一番贅沢なことなのかも」と感じたんです。
我が家の照明は今でも「いいな」と思えるし、インテリアを少し変えても必ずマッチします。
設置場所で学んだ「管理のしやすさ」の重要性
高い場所の照明で苦労した経験
実は、照明選びでもう一つ失敗がありました。玄関の吹き抜け部分に、デザイン重視で天井から3.5mの高さに照明を設置してしまったんです。
見た目は確かに素敵だったのですが…半年後に電球が切れた時、大変なことになりました。
- 脚立では届かず、業者に交換を依頼(出張費込みで8,000円!)
- 掃除も自分ではできない
- ちょっとした調整も毎回お金がかかる
「これは失敗だった」と心から後悔しました。
手の届く範囲に設置することの大切さ
たまたま他の場所の照明は全て「手の届く範囲」に設置していたので良かったです。
具体的な設置のポイント:
- 天井高2.4mの部屋では、照明の一番下が床から2m程度の位置
- 階段の照明は踊り場から手が届く場所
- ダイニングテーブル上のペンダントライトは、立った状態で手が届く高さ
結果的に、電球交換も掃除も自分でできるようになり、維持費を大幅に削減できました。
掃除のしやすさは想像以上に重要だった
複雑なデザインの照明で苦労した体験
実は、寝室だけは少し個性的な照明(星型のデザイン)を選んでしまいました。購入時は「寝室だから多少は遊んでも」と思ったのですが…
入居後の大掃除で、その判断を激しく後悔することになりました。
- 星の角の部分にホコリがびっしり
- 歯ブラシを使っても完全には取れない
- 掃除に30分以上かかる
一方、リビングのシンプルな丸い照明は、濡れた布巾でサッと拭くだけで5分で完了。
この差は想像以上でした。
シンプルな形状がもたらす快適さ
現在我が家では、寝室の照明も含めて順次シンプルなものに交換しています。
掃除しやすい照明の特徴:
- 丸いまたは四角いシンプルな形状
- 凹凸が少ない表面
- 取り外しやすい構造
掃除が簡単だと、定期的なメンテナンスが苦になりません。
結果的に、いつも清潔で明るい空間を保てています。
専門家に相談して分かった照明選びの本質
照明計画の重要性を知った
途中で、インテリアコーディネーターの方に相談する機会がありました。
その時に教えてもらったのが「照明は空間を演出する道具であって、主役ではない」という考え方。
目から鱗でした。
確かに、素敵だと感じる空間は、照明そのものよりも「光の使い方」が上手なんですよね。
シンプルな照明でも、配置や光の色を工夫することで、十分におしゃれな空間は作れるんです。
まとめ:実用性とデザインの両立がベスト
我が家が最終的にたどり着いた答え
照明選びで様々な失敗を重ねた結果、最終的に分かったことは:
シンプルなデザイン = 手抜きではない 実用性を重視 = おしゃれを諦めるではない
ということでした。
むしろ、シンプルで機能的な照明を選ぶことで、空間全体の質が向上し、日々の生活がより快適になったんです。
これから家づくりをする方へのアドバイス
もし今、照明選びで悩んでいる方がいらっしゃったら、見た目だけでなく「5年後、10年後の生活」をイメージして選ぶことをおすすめします。
私たちのように遠回りをせず、最初からシンプルで機能的な照明を選んでいれば、時間もお金も節約できたはずです。
もし、どうしてもデザイン性の高い照明にしたくなったら、途中ですればいいと思います。
シンプルな照明は需要もあるので、不要になった照明は、フリマサイトで売るのもいいかなと思いました。
家づくりは決めることがたくさんあって大変ですが、照明一つとっても奥が深いもの。
分からないことがあれば、私たちのように後から後悔しないよう、経験豊富な専門家に相談することをおすすめします。
きっと、あなたの生活スタイルに最適な照明選びのアドバイスをもらえるはずです。
我が家の失敗談が、これから家づくりをされる皆さんの参考になれば嬉しいです。